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セラミック・レジンの材質と値段の違い①

今回は歯の色に似た材質のセラミッ・レジンについてお話ししていきますが、長くなるため3回に分けてお伝えします。

まずは、オールセラミックの事からです!

【オールセラミックの特徴】

○オールセラミックの素材

オールセラミックは、陶器(セラミック)の素材でできた被せ物(クラウン)や、詰め物(インレー)のことです。

全体がセラミックでできていて見た目が大変美しく、天然歯のような色調を再現できるのが特徴です。

健康保険が適応されないため、費用が高額です。

しかし、審美性が高く長年使っても変色しにくいので、特に目立ちやすい前歯の治療によく使われます。

 

○オールセラミックでの治療法

オールセラミックの治療法を簡単にご紹介します。虫歯が大きいなどの理由で神経を抜いた場合は、まずは神経の治療を行います。

その後、歯の根に土台(コア)を作り、その上にオールセラミックをかぶせます。

オールセラミックは歯型をとった後、歯科技工所や院内ラボなどで鋳造され制作されます。

虫歯の範囲が小さい場合などは、神経を抜かずにセラミックの被せものを入れることもあります。

 

○オールセラミックの耐久性

陶器でできたオールセラミックは、汚れがつきにくいので変色や劣化が少ないのが特徴です。プラークなどの汚れもつきにくく、しっかりとメンテナンスをしていけば、何年もきれいな状態を保つことができます。

○オールセラミックのメリット

オールセラミックは、天然の歯のような透明感を再現できます。

レジン単色の白い色とは全く違う、本物の歯と見分けがつかないほどの自然なグラデーションで美しい歯を再現して作ることができるのが特徴です。

汚れや歯石がつきにくく落ちやすい素材で、虫歯や歯周病のリスクも低いと言われています。

長年使っていても着色しにくく、変色もしません。

また、オールセラミックの場合は金属を使わないため、金属アレルギーの方でも安心して使用することができます。

さらに、金属は長年使っていると溶け出し、歯茎の色が黒くなってしまうことがありますが、オールセラミックではそのようなことがありません。

 

○オールセラミックのデメリット

オールセラミックは、保険診療ではないので料金が高いことがデメリットです。

歯科医院によって違いますが、一本7~18万円程の費用がかかります。

また、治療を行う歯科医師や、被せ物を作成する歯科技工士の腕により、仕上がりが左右されるのもデメリットと言えるかもしれません。

さらに、セラミックの特徴として天然歯よりも硬いということがあります。

このため長期間使っていると、かみ合わせの歯に負担がかかることがあります。 

陶器なので、強く噛み合わせたり歯ぎしりなどをすると欠けたり割れたりする可能性があります。

強度を増すために、歯を大きく削る必要があるのもデメリットです。

次回はレジンについて

詳しくお話ししていきますので、楽しみにお待ちください。

 

 

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