歯周病予防している方と予防していない方の違い
まず、歯周病とはどんな病気か、みなさん知っていますか?
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患のことを言います。
もう少し分かりやすく言うと、歯を支える歯肉や骨が壊されていく病気です。
歯周病の怖いところは、初めのうちはほとんど自覚症状がなく進行するところです。
症状が出た頃には歯周病が進行し、最後には歯が抜け落ちてしまうばかりではなく、全身に影響が及ぶことがあります。
では、歯周病を予防するためにはどんなことが必要なのでしょうか。
歯周病を予防するためには、大きく分けて3つのテーマがあります。
1)正しい磨き方をマスターする
まずは、自分に合った歯ブラシの選択や補助ツール(デンタルフロスや歯間ブラシなど)を必要に応じて使うことが必要です。そして、毎日何気なく行っている歯磨きですが、自己流ではきちんと磨けていないことが多く、歯垢が残ったままになり、やがて硬い歯石になって歯磨きでは落とせなくなってしまいます。そのため歯科医師や歯科衛生士からのブラッシング指導を受けて、正しい磨き方をマスターすることが大切です。
2)定期検診を受ける
自分では磨けていると思っても細かいところや、苦手なところが誰にでも出てきます。歯科医院で定期的にチェックを受けることで、磨き方の指導や、クリーニングを行い、歯周病のリスクを減らすことができます。
3)生活習慣を見直す
歯周病は感染症であるとともに、生活習慣が発症のきっかけになることから生活習慣病とも言われています。疲れやストレスがたまっていたり、喫煙などの習慣があると免疫機能が落ちて細菌に感染しやすくなります。そのために、栄養バランスの取れた食事を取ったり、アルコールやたばこはほどほどにしましょう。そして、規則正しい生活や十分な睡眠、疲れをためない生活を心がけましょう。
このように、歯周病の予防はお口の健康を守るだけではなく、全身の健康にも大きく影響を与えます。歯周病予防がきちんとできれいれば、それが全身の健康にも繋がり、生涯、ずっと自分の歯で豊かな食生活を楽しむことができるでしょう。
もし、何かお悩みの方はご相談ください。スタッフ一同心よりお待ちしてます。