ワイヤー矯正とマウスピース矯正について
ワイヤー矯正とマウスピース矯正何が違うの?どんなメリット・デメリットがあるの?と思う方もいらっしゃるかと思います。今回はこの2つの違いについてお話していきます。
◎ワイヤー矯正
ワイヤーを使用した矯正方法です。歯に装置(ブラケット)を装着し、ワイヤーをそこに通すことで歯を移動させていきます。
固定装置になりますので、取り外すことはできません。ですので、ワイヤー矯正装置を付けた後は1年半~3年近く装着したまま治療期間を過ごすことになります。
◆メリット・デメリット
メリット
①どのような歯並びでも対応可能
治療ができない症例もあるマウスピース矯正と比較して、ワイヤー矯正は幅広い歯並びに対応可能。
②治療期間を短縮できる
マウスピース矯正に比べ歯の移動速度が早い。
デメリット
①目立ちやすい
ワイヤー矯正は基本的にワイヤーもブラケットも金属でできており、会話中や笑顔になったときに目立ちやすい。
審美ブラケットという金属を使わない目立ちにくいブラケットもありますが、金属のブラケットに比べて強度が弱いことや、費用が高くなります。
②口腔内を健康に保てない
取り外すことができないワイヤー矯正はブラケットとワイヤーの隙間を歯ブラシのみで清掃するのは難しくブラケット周囲が虫歯になることがあります。
③痛みがある
ワイヤーにかける力で歯を動かしていきます。引っ張られるような感覚があり人によっては痛みを感じることがあります。
◎マウスピース矯正
透明なマウスピースを使って歯並びをきれいに並べる方法です。
見た目が目立たない矯正方法になります。一人一人の歯型に合ったオーダーメイトのマウスピースを使用します。一つのマウスピースを数週間使用し、歯が一定量動いたら次のマウスピースに交換するということを繰り返し、歯を移動させていきます。
◆メリット・デメリット
メリット
①目立ちにくい
マウスピースは薄く透明な為、会話中や笑顔になった時でも目立ちにくく周囲の人に気づかれることがほとんどありません。
②口腔内を健康に保てる
取り外しが可能な為、歯ブラシ、フロスを使いお口の環境を守ることができ、虫歯や歯周病になるリスクを軽減する。
③痛みが少ない
段階的に歯を動かして矯正するため痛みが少ない
④金属アレルギーの心配がない
マウスピース矯正は金属を使用しない為、金属アレルギーの方も安心して治療できます。
⑤気軽に華やかな場所へ
特別なイベント(結婚式など)がある場合でもその間は外し終了後再び装着可能
デメリット
①装着期間が長い
自分で長時間マウスピースを使用しないといけない。マウスピース矯正では1日20時間装着するよう指示があります。装置を装着しないでいると歯に矯正力が加わらない為、歯を目的の位置に動かすのに時間がかかってしまいます。
当医院では、患者様お一人お一人のご希望を伺い、治療法を提案しております。
まずはお気軽にスタッフまでご相談下さい。