歯並びと口腔内の健康の関係性
歯並びは見た目だけの問題ではなく、口内の健康と大きくかかわりがあります。
歯並びが整っていると、歯周病や虫歯などの対策ケアがおこないやすくなります。
歯周病は進行すると口臭を悪化させる原因にもなるため、自身の健康のためだけでなく、エチケットとしても予防しておきたいところですね。
今回は、「見た目がよい」以外に考えられる「きれいな歯並びであることのメリット」をご紹介します。
そもそも、きれいな歯並びとはどのような状態を指すのでしょうか。その条件をチェックしてみましょう。
・永久歯がすべて生えている(28本)
・歯のあいだが空いていない
・上の歯が下の歯より前に出ている
・口を閉じたときに歯がしっかりとふれ合う
これらの条件を兼ね備えていれば、よい歯並びといえます。
もちろん、上記をすべて満たしているのがベストですが、まずは健康な歯がそろっていることが大前提となります。
また、歯ぐきが腫れていたり、下がったりしていると見た目にも影響するため、歯ぐきを健康な状態でキープすることも大切です。
冒頭でも説明した通り、歯並びがよいことの利点としてブラッシングなどのケアがしやすいこと」が挙げられます。
歯並びがよくないと、歯と歯の間に詰まった食べかすが歯ブラシなどで取り除きにくくなってしまいます。
清掃がきちんとできていないと、口腔内細菌が繁殖し歯垢が形成され、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。
しかし、歯並びが悪いことで起こりうる問題はこれだけではありません。
歯並びが悪いと、食べ物を噛むときに一部の歯だけに負担がかかりやすくなります。
毎日の食事で特定の歯だけに負担が蓄積されると、歯周病をはじめとした口腔内トラブルが起こりやすくなると考えられます。
また、顎の左右で加わる力がアンバランスになるため、顔が歪んでしまう可能性も。
もちろん、歯並びがよい人でも同じ歯ばかりで噛むくせがある場合は顔が歪んでしまうことがあります。
歯並びが悪いと、自分で意識していても均等に力を加えて噛むことが難しく、より歪みが進みやすくなってしまいます。
早めに矯正治療を行うことをオススメします。