学校歯科健診
こんにちは、氷川台歯科クリニックです。
今日は学校歯科健康診断についてお話しします。
お子さまが学校からもらってきた歯科健康診断の紙をご覧になりましたか?
みなさん、学校で歯科健康診断を受けられたことがあると思います。
歯の磨き方、むし歯や歯肉炎の予防、間食を含めた食習慣など、歯と口の健康づくりに必要なことを理解してもらうようにします。
そして、歯・口の健康診断を行い、処置及び保健指導を要する者をスクリーニング(ふるいわけ)し、目で見て分かる範囲の問題を見つけ歯科医院の受診を勧めたり保健指導をします。
学校の歯科健康診断の結果は3つに診断されます。
異常なし
要観察:注意して様子を見ていかないといけない
要治療:治療が必要
虫歯の有無以外にも
・歯茎の炎症や歯の汚れ
・歯並びや噛み合わせの異常
・生え変わり時期の乳歯
などもチェックしています。
記号やアルファベットで記載されてる場合
/ : 健康な歯
C :むし歯
◯:治療済みの歯
△ :喪失した永久歯
× :要注意乳歯(後継永久歯や歯列に影響を及ぼす恐れのある乳歯)
G:歯肉炎
CO:初期むし歯の白濁や褐色になっている部分があり、経過観察と予防が必要
GO:歯肉炎になりそうな状態
(Oはobservation(観察)の頭文字)
COは丁寧な歯磨き、フッ素入りの歯磨きの使用、歯科医院でのフッ素塗布、食習慣の見直しにより、健康な状態に戻ることがあります。
GOは丁寧な歯磨き、規則正しい生活などにより、健康な歯茎に戻ります。
多くの場合、学校歯科健康診断では空き教室や体育館を利用し、照明器具が限られ短時間で大人数を診るため、歯科医院での診査に比べると精度は低くなります。健診で虫歯と指摘されたけど歯科医院で診てもらうと「治療せずに様子を見ていきましょう」など言われる場合もあります。「要観察」や「異常なし」でも定期的にかかりつけの歯科医院で精密に検診を受け、ブラッシング指導やフッ素塗布を受けましょう。
むし歯治療以外にも、歯列矯正のご相談も受けていますのでご連絡お待ちしております。