What is orthodontic treatment? 見た目だけでなく機能面も整える矯正治療
整っていない歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯並びにするのが矯正歯科治療です。治療では、歯ならびの美しさだけではなく、上下すべての歯がしっかりと噛みあうことを重視します。一見きれいな歯並びでも、上下の歯がきちんと噛み合っているとは限らないからです。
矯正装置を用いて、歯やあごの骨に加える力の大きさや方向を十分に考慮しながら、時間をかけて無理なく自然な場所へと歯を動かし、歯並びと噛み合わせを治していきます。
大人の矯正
歯並びを整えて健康と笑顔を
手に入れましょう!
外国映画などを見ると、矯正器具を付けて登場するのは必ず子どもです。このようなこともあり、矯正は子どもだけがやることと思い込んでいませんか。身体の成長が完了した成人でも矯正は可能です。成人の矯正治療は、あごの成長発育がほぼ終了し、全ての歯が永久歯になった方への矯正治療で、きれいな歯並びと良い咬み合わせや口もとの改善などを目標にしています。矯正治療はお口の機能(噛む、飲み込む、話す、呼吸する、など)を向上し、健康で第一印象を良くします。若年成人の方だけでなく、歯を支える骨(歯槽骨)や歯肉が健康な状態であれば、40~60代でも矯正可能です。
仕事や学校などの社会生活に支障がないように、通常成人の矯正治療では目立たない装置を使うことが主流になります。具体的には、歯の裏側のみにブラケットを付け、ワイヤーを通す裏側矯正、透明のマウスピースを歯にかぶせて歯並びを整えるマウスピース矯正など、複数の方法がありますので、矯正専門医とご相談ください。
MERIT 大人の矯正の長所
矯正治療を行うと見た目だけではなく、さまざまなよい影響を心身に与えます。
- 噛み合わせ改善による
胃の負担軽減、歯ぎしり消失 - コンプレックスを解消する
ことによる前向きな心 - 歯のお手入れが
しやすくなり、虫歯や
歯周病のリスク低減 - 噛み合わせが良くなり、
体全体のバランスが
改善します
矯正認定医が
矯正治療を担当します
当クリニックでは日本矯正歯科学会の認定医が、患者さまの治療を担当しております。矯正治療には一定期間、マウスピースを含む矯正器具が必要ですので、それなりの覚悟が必要です。治療を成功させるために重要なのは、事前の精密検査をしっかりと行い、正しい診断を下し、適切な治療プランを立てること。その上で患者様一人ひとりの歯並びやお口の状態に合わせて、丁寧に矯正器具の調整を行っていくことです。
歯並びを改善して得られることは、審美的な成果だけではありません。噛み合わせなどお口のもつ本来の機能が正常に働くことができるようになり、原因のわからなかった頭痛や肩こりが改善されるなど、全身の健康を整える効果も期待できます。
当クリニックでは見た目の美しさはもちろん、噛み合わせにもこだわった矯正治療を行っていきますので、歯並びにお悩みの患者様はぜひ一度ご相談ください。
FLOW 矯正治療の流れ
患者様のお口の状態にもよりますが、一般的に矯正治療は以下のような手順で行います。
-
flow 精密検査
所要時間 約1時間 お顔のお写真(正面の通常の顔・正面の笑顔・横顔)、口腔内写真(正面・左側・右側・上の歯列面・下の歯列面)、レントゲン写真(顔全体・顎関節)、口腔内スキャナーによる歯型の読み込み、噛み合わせデータの取得などの検査をします。
-
flow 診断
(結果をもとに治療計画策定)所要時間 約15~20分 検査データの分析をもとに、診断結果を精査し、治療方針を決め、計画書を策定します。精密検査の結果、初回のカウンセリング時と治療方針が変更になる可能性があります。
-
flow 治療計画の説明
所要時間 約15~20分 患者様の検査データ、治療の開始時期、症状などに合わせて策定した治療計画について、丁寧にご説明します。矯正治療は長期にわたりますので、患者様がご無理なく続けられるように細部まで配慮します。この時に、治療期間や料金の概算についてお話しします。
-
flow 前準備
所要時間 約5~30分 矯正装置をつける1~2週間前に、歯と歯の間に隙間をあけるため、ゴムリングを挿入したり、装置を作製するための歯型採取を行ったりすることがあります。さらに、患者様のお口の状態によっては、歯を並べるスペースを作るために抜歯を行うことがあります。
-
flow 歯のクリーニング・
歯みがき指導所要時間 約1時間 虫歯や歯周病のリスクを軽減するために、矯正治療を始める前に衛生士が歯垢や歯石を除去するプロフェッショナルクリーニングを行います。患者様が毎日のブラッシングで汚れを確実に落とせるよう、歯みがき指導も実施しております。
-
flow 矯正装置をつける
所要時間 2時間半~ 治療装置は骨格や症状に応じて、患者様に合った装置を使います。はじめは痛みや違和感を伴うことがありますが、次第に消失します。
-
flow 矯正治療(動的治療)
所要時間 約2年半~3年が目安 矯正装置の装着後は治療計画に合わせて通院し、歯を動かしていきます。通院時には治療の進み具合に応じて、お一人お一人の状態に合った調整を行います。
-
flow 保定
所要時間 約1~2年が目安 歯の移動が完了した後、新しく並べた歯の位置で固定し、後戻りしないようにリテーナーを使用して定着させる期間です。保定中は4ヶ月ごとに通院していただきます。
矯正治療の種類
お口の状態別 大人の矯正治療
-
叢生
一般的に乱ぐい歯といいます。歯と歯が重なり合って生えたり、八重歯のように歯が高いところにあったりなど、さまざまなパターンがあります。あごが小さい人に多い不正咬合です。
治療方法
本格治療(非抜歯)- クワドリックス
- バイヘリックス
- セラミックブラケット
-
上顎前突症
一般的に出っ歯と言います。上の前歯が下の前歯より前に出ていることを言います。前歯の傾きに原因があるタイプ、あごの大きさに原因があるタイプなどさまざまです。
治療方法
本格治療(非抜歯)- クワドリックス
- バイヘリックス
- メタルヘリックス
- セラミックブラケット
-
下顎前突症
一般的に反対咬合・受け口と言います。上の前歯よりも下の前歯が前に出ている状態。あごの関節に障害が起る可能性があります。
治療方法
本格治療(非抜歯)- クワドリックス
- メタルヘリックス
- セラミックブラケット
-
過蓋咬合
上と下の前歯が3ミリ以上深く被さった咬みあわせになっていることをいいます。下の前歯が強く削れていたり、あごの動きを制限し下顎の成長を抑制している場合があります。
治療方法
本格治療
(上顎左右第一小臼歯抜歯)- クワドリックス
- メタルヘリックス
- セラミックブラケット
-
開咬
噛むと奥歯が数本噛み合さるだけで、上の前歯と下の前歯が噛み合わさらない状態です。指しゃぶりや爪噛みの癖があった人、鼻炎や扁桃腺が大きくて鼻の通りが悪く、いつも口呼吸している人などに現れます。
治療方法
本格治療(非抜歯)- クワドリックス
- セラミックブラケット
こどもの矯正
小児矯正治療では、永久歯が生えそろう前後のタイミングで行います。あごの骨がまだ発育段階にあるので、歯並びだけでなく、成長中の軟らかいあごの骨も動かせるため、あごの大きさやバランスをコントロールして正しく成長するように調整できます。
つまり、お口まわりの成長を正しい方向に導き、将来の正しい歯並びや噛み合わせにつなげていく治療が小児矯正です。こどもの矯正は2段階に分かれて行います。
-
第1期治療
(永久歯が生えそろう前に開始)5歳頃~12歳頃の混合歯列期(乳歯と永久歯が生えている時期)に行う矯正治療を指します。比較的簡単な装置を使用し、本格的な矯正治療である第2期治療に入る前の準備的な治療とも言えます。
-
第2期治療
(永久歯が生えそろってから開始)11、12歳前後以降で永久歯が生えそろってから行う矯正治療を指します。マルチブラケット装置(全体的なワイヤーの矯正装置)を用いて永久歯の歯並びや嚙み合わせを整えていく本格的な矯正歯科治療です。
いつ頃から矯正を行うといいの?
患者様一人ひとりのお口の状態が異なるため、ピンポイントで「矯正は何歳から開始すると良い」と断定することはできません。本来、矯正歯科治療はいつからでも始めることができ、あえて理想を言うならば「矯正歯科医によって、あごが成長段階にある幼児期から定期的に観察してタイミングを決めること」が一番好ましいのです。
その理由は、歯並びや咬み合わせの問題はあごの形や大きさと切り離せないため、患者様によっては、あごの成長プロセスを最大限に利用する場合もありますし、あごが成長し終わってから歯をきれいに並べた方が良い場合もあります。
MERIT 小児矯正のメリット
成長段階で行う小児矯正ならではの利点は以下になります。
- 永久歯を抜かないで矯正
できる可能性が高くなります - 矯正期間が短くなり、
後戻りの可能性も
低くなります - あごの成長のバランスを
整えることが出来ます - 虫歯や歯周病のリスクを
減らすことができます - 正しい噛み合わせが習慣に
なります
MERIT
氷川台歯科で
小児矯正を行うメリット
-
さまざまな矯正方法の経験を
備えた
専門医が治療矯正歯科認定医がワイヤーを使用した矯正治療からマウスピース矯正まで患者様に合ったプランをご提示し、選択していただきます。
-
無料相談で具体的なプランを策定
治療前には無料相談を行っています。お口の状態によっては歯型の採取をご提案し、その後検討の末、あらためて模型を示しながらお話させていただきます。
-
駅近で土曜日も17:00まで診療
土曜日は習い事やショッピングの後でも通院可能です。悪天候の日も苦にならないアクセス良好なロケーションも当クリニックの自慢の一つです。
-
シンプルな料金体系と
分割払いのご提示保護者様の治療費のご負担を少なくするための料金設定とお支払いシステム(分割支払い方法)をご提示しています。
TYPE 矯正治療の種類
小児矯正で行う治療の種類を装置に焦点当ててご説明します。
-
拡大装置(拡大床)
拡大装置(拡大床)は、あごが成長の途中にある第1期治療で使用します。生まれ持った骨格であごが小さい場合、歯が生える十分なスペースが確保できずに歯列が乱れて生えてしまいます。
永久歯が生える前にあごを広げて、歯が生えるスペースを確保するというのがこの装置の役割です。 -
ヘッドギア
上顎が下顎よりも前方に出っぱってしまっているケースでは、ヘッドギアを装着することがあります。ヘッドギアは就寝時のみつけるもので、日中の生活では装着する煩わしさを感じずにすみます。あごが成長段階である第1期治療で使用される装置です。
-
ワイヤーブラケット
大人と同じ矯正方法です。第2期治療から使われる装置で、歯の1本1本にブラケットという装置をつけて、そこにワイヤーを通して装着します。いったん取りつけたら簡単には取り外せない装置です。
-
マウスピース
取り外しがきくマウスピースは、種類が豊富なのが特徴です。第1期治療でも第2期治療でも使われ、さまざまな種類や形、目的のものがあります。ワイヤーブラケットなどと比べれば見た目も気になりにくく、取り外しもきくため、歯みがきしやすく身体への負担も少なくすみます。